どらむかんおきば

思ったことと怪文書中心

合同誌の作り方-連絡編-

こんにちは、芹かなんです。

今回は色々なジャンルで合同誌を作ってきた私のノウハウを、皆さんに共有したいと思います。やり方は人それぞれだと思いますが「他人のやり方を1から10まで真似すれば成功する」とは限らないので、ご自分で合同誌の主催をする際は十分にお気をつけください。

※今回の記事では合同誌≒アンソロジーという形で作成方法を紹介しております。大変お手数ですが、該当しない箇所につきましては適宜読み替えて頂けると幸いです。

 

前回分は以下からどうぞ

 

合同誌の作り方 -前準備編- - どらむかんおきば

 

今回は参加者様の集め方、連絡方法、原稿を集める際の注意などについて触れます。

 

  • 参加者様集め

    参加者様の集め方については、大きく分けて2つのやり方があります。「Twiplaなどで公募するやり方(公募制)」と「主催側が自ら声をかけて募集するやり方(依頼制)」です。公募制では、合同誌のコンセプトを気に入って頂けた方に幅広く参加して頂けます。依頼制では、企画の方向性に合った参加者様に自らお願いをすることで、理想的な合同誌を作成することが出来ます。

    私がよく利用するのは依頼制です。自分の合同誌のコンセプトをしっかりと理解していただき、その参加者様の創作スタイルとマッチした原稿を提出していただきたいからです。また依頼制の場合は、普段からSNS上や即売会などで交流のある方のみとやりとりをするため、主催側の負担はかなり軽くなります。

    公募制では、今まで交流のなかった方との作業が発生します。お互い気を使う部分が増え、主催側の負担もかなりかかります。しかし、合同誌のコンセプトに合意していただいた方との新しい交流も増えるというメリットもあります。苦労をすることは多いですが、完成まで辿り着いた時の達成感は非常に高いです。

  • 連絡方法
    主な連絡はTwitter上(リプライ、DM)で行います。以下では私がよく使用するサイトを2つご紹介いたします。

    1つ目は「Twipla」です。Twitter上で発生した企画・オフ会などの待ち合わせで有名なサイトです。こちらではTwitter連携することで「DMの一斉送信・参加者の管理・参加、不参加の表明」などが出来ます。最大の特徴は「三者がいつでも見ることができる」という部分です。企画内容や謝礼内容を知られたくない、という方には次の方法をご紹介いたします。

    2つ目は「meity」です。Twiplaと同じく、Twitter連携をすることで様々な機能が利用可能になります。こちらの特徴は「完全招待制の非公開ページのやりとり・Twitterで作成したリスト(非公開も含む)宛にDM、リプライの一斉送信・参加、不参加をアンケート方式で管理・打ち上げの日程についてアンケートを設置」などが可能となっております。

  • 原稿を集める際の注意
    参加者様が原稿を作成する前に、かならず主催側から提出についての注意事項を周知する必要があります。なぜなら、提出段階で形式が間違っていることが非常に多いからです。そこで前準備として「Googleフォームを利用したアンケート」を取りましょう。

    主催側、参加者様側共にひと手間かかる工程ですが、これを飛ばしてしまうと締め切り付近でとても辛い思いをします。先に予防策を取っておけば、リカバリーも迅速に終わるでしょう。

    アンケートでは以下のような項目を用意し、必ず全てに回答していただきます。「参加名義(Twitterアカウント)の記載・原稿作業の経験ありなし・作業環境について(PC、スマホ、アナログ)・取り扱い可能なファイル形式(psd,clip,pdf)・提出予定の原稿形式(グレスケ,カラー等)・ページ数(予定)
    これらの質問を全て設定し、回答していただいた事を確認してから原稿作業をしていただくのが事故防止策として良いと思います。

    提出していただく原稿のサイズ、形式については「利用する印刷所のテンプレートを直接指定」すると間違いが起きづらいのでオススメです。どうしても利用できないという参加者様には、サイズや解像度に間違いがないよう確認の上で作成していただきましょう。

以上で、参加者様への連絡や原稿を集める際の注意について記載を終わります。かなり省略していますが、私が普段どんな形で参加者様とやりとりをしているかは伝わったのではないかと思います。次回は原稿回収・宣伝などについて触れます。